Counter-Strikeのお話。
2005年1月17日 Counter-Strike俺は最近FFやってません。
その理由はCounter-Strike(以降CS)。
FFの日記ばっかりだとここの更新全然できないんで、CSの話でもしちゃいます。
これまでにもCSの話はいくつか書いたけど、ここで要約。
・CSはFPSというジャンルのゲームである。
・FPSとは、一人称視点によるシューティングゲームである。
・FPSは、プレイヤースキルが最大要素のゲームである。時間をかければ誰でも強くなれるMMOとは異なり、才能という個人の能力が実力を左右する。
・CSは、ゲームというより最早"スポーツ"のようであり、プロとして賞金を稼ぐ人も海外には多数存在する。
さて。
では今の日本のCS界はどうなっているのか?
CSの人口は大きく分けて2種類に区分けできます。野鯖人とクラン人。
CSは誰でもサーバを立てる事が出来るので、サーバは無数にあります。サーバは大きく分けて2種類あって、パスワードが掛かっているサーバと、そうでない公共のサーバがあります。
野鯖とはこの公共のサーバを指し、野鯖人とはチームやグループに属さず、野鯖だけでCSを遊んでいる人のことです。
一方CSでのチームやグループとは総称して"クラン"と呼び、仲のよい人達同士や、腕を認め合ったユーザー同士で集まってチームを結成し、作戦なんかを色々考えながら少しマジメにCSをやっている人たちです。
クランでは、自前のサーバを持って練習用・試合用サーバとしている事が多く、これが先のパスワードが掛かったサーバ、という事になります。
俺は元々は日本でトップクラスのクランに所属していて、昔に日本で一番大きな大会で決勝まで進んだのが自慢w
でも今はただのロートルのオヤヂですw
FFをやり出してからクランを辞め、野鯖人としてたまにCSで遊ぶ程度にしてました。が、FFに飽きてきたので、CSに復帰し、今はその"昔強かった"クランに戻って遊ばせてもらってます。
次に、CS界の背景・・・
海外のFPSシーンでは、企業や団体がスポンサーとして資金面をバックアップし、小額・多額の賞金が掛けられた大会が数多く行われています。
そうした大会でのキャッチフレーズは
"Play Hard, Go Pro"(真剣にプレイしろ、そしてプロになれ)
というもの。
CSを遊びの一種として考えず、e-Sportsとして真剣に臨み、賞金と名誉を得る為にCSをPlayしている人たちが大勢います。
日本でもそうした流れは前々からあり、俺が決勝まで進んだその大会で、もし俺達が優勝していたら、韓国で行われた世界大会に出場できる資格を得る事が出来ました。無論、大会スポンサー企業のバックアップ付で、無償で渡韓できる特典付きなのでした。
残念ながら俺たちは決勝で負けてしまったので、相手のクランが世界大会に進んだのですが、その時世界大会に出場した"GoG"というクランが、純粋に日本で出来たクランが世界大会に出場した初めてのクランになりました。
ちなみに優勝賞金は日本円で600万円程度だったと記憶してます。すごいでしょう?まあその時は、GoGは海外で完膚なきまでにのされてしまって、世界との実力の差を見せ付けられる結果になったのですが・・・。
その後の流れですが、当時CSは頭を使わなければ勝てないオトナのFPSだったのですが、JCCT2(GoGが優勝した大会)を切っ掛けにか若いユーザーが激増します。彼らには経験がありませんでしたが、その代わり若さに任せた反射神経と技術がありました。
現在でも、海外の有名選手の多くの年齢は十代後半です。トップになるためには若さが大事なんです、このゲームw テニスみたいですね。
そして、日本でトップクラスの実力を持ったプレイヤーと、FPS以外のジャンルで日本トップクラスだったプレイヤーがCSに流れ込み、日本発のセミプロクラン、"2D"が生まれます。
当時の彼らの実力は、国内では本当に無敵でした。
練習に練習を重ねた緻密な連携、作戦、そして個人技術、戦況把握と全体状況の把握の速さと正確さ。
この頃、CSにVC(Voice Chat)が導入され、それまでのチャットによる意思疎通からマイクを通してナマの声でやり取りする指示や報告が可能になり、より緻密な連携を取る事が可能になりました。
ところが、世界の壁は高く厚かったのです。
2Dは良い成績を残せませんでした。それでも、彼らの出現は海外において驚くべきトピックだったようです。日本にもこんなにいいプレイヤー達が居たのか、と。
そこから彼らは海外クランの人達と交流を持ち、ネトゲにおいて日本より数歩先を行く韓国の人達が日本に興味を持ち、対戦相手として認めてくれるようになった事も大きい。
そうした意味で、この2Dが世界への壁に穴を穿ったのは確実です。
2Dは解散し、2Dの一部メンバーが入れ替わったのが4dN。
ここでもやはり日本国内では無敵を誇り、世界大会に出場します。
今度は海外でBootcamp(大会前多数クランが集まって行うLANによる練習合宿)も行います。
しかしまたも良い結果は残せませんでした。そしてさらに、Bootcampを経験した事で、そこで得たあまりに大きな経験から、逆に4dNは世界との環境の差を思い知ってしまいます。
"こんな環境にいつでも触れられる海外クランには、かなうわけがない" と。
日本の環境では世界を目指す事は無理だ、と絶望し、諦めてしまいます。
こうして4dNは解散、日本CSerから世界を目指す可能性は絶たれてしまったように思えました。
ところが!
俺が復帰してからしばらくして、JGL(Japan gaming League)というラダーリーグの大会が開始。それに合わせてか、4dNが再結成されます。
Psyminというマネージャー団体(?詳細不明)を得て、今彼らは再発進しました。
実力はまたしても敵無し状態なのが心配ですが、とにかく頑張れの一言。。。
俺は、そのJGLのレベルを落としたグループで遊んでますw
もしかしたら、Counter-Strikeでプロを目指した彼らが、普通の日本のTVのニュースに出る日が来るかもしれません。
というか、どこかのTVが取り上げてくれないかな・・・。
CSに戻ってまだ日が浅いですが、大分昔の勘を取り戻して来ました。まあ、トップクラスに比べたら雑魚もいいとこですけどねw
で、CSに戻ってみて改めて思う・・・。
FFの、匿名掲示板で「お前らは糞だ、お前らはゴミだ」と煽り合う人達・・・。
物欲、支配欲に加えて他人に先んじる甘美を得たいが為、引きこもりは膨大な時間を費やし廃人となり、やがて、自らの無能を省みる事なく増長して行く。
そして自然と競争相手のようになってしまった同じ廃人を妬み、憎み、匿名掲示板で人間の毒々しい部分をあからさまにさらけ出し、罵りあい、煽り合う。。。
無能だけど自己主張をしたい、所謂引きこもりが求めるニーズにぴったりハマってしまうのがMMOなんだなあと思い返してしまいました。
まったり遊ぶだけならMMOは楽しいんだけどねえ。。。
もちろん練習などの時間も必要だけど、その前に才能がどうしても必要なCSでは、自分より強い者、上手い者に対する単純な尊敬があります。
尊敬を得るためには、それを得る者が増長しないことが最低条件。
FFなどのように陰湿な部分での敵対ではなく、チーム対戦形式という分かりやすいゲーム内での敵対なので、陰湿な恨みつらみや憎しみみたいなものは育ちにくいのです。
だからCSは、FFよりもずっとサワヤカな楽しさがあります。
MMOだから仕方ない部分なのか、それとも■の作り方が甘いのか・・・。
ちょっと考えさせられるものがあります。
※Play Hard Go Proの部分、Be Proになってたのを訂正しました・・・ ハズかしw
その理由はCounter-Strike(以降CS)。
FFの日記ばっかりだとここの更新全然できないんで、CSの話でもしちゃいます。
これまでにもCSの話はいくつか書いたけど、ここで要約。
・CSはFPSというジャンルのゲームである。
・FPSとは、一人称視点によるシューティングゲームである。
・FPSは、プレイヤースキルが最大要素のゲームである。時間をかければ誰でも強くなれるMMOとは異なり、才能という個人の能力が実力を左右する。
・CSは、ゲームというより最早"スポーツ"のようであり、プロとして賞金を稼ぐ人も海外には多数存在する。
さて。
では今の日本のCS界はどうなっているのか?
CSの人口は大きく分けて2種類に区分けできます。野鯖人とクラン人。
CSは誰でもサーバを立てる事が出来るので、サーバは無数にあります。サーバは大きく分けて2種類あって、パスワードが掛かっているサーバと、そうでない公共のサーバがあります。
野鯖とはこの公共のサーバを指し、野鯖人とはチームやグループに属さず、野鯖だけでCSを遊んでいる人のことです。
一方CSでのチームやグループとは総称して"クラン"と呼び、仲のよい人達同士や、腕を認め合ったユーザー同士で集まってチームを結成し、作戦なんかを色々考えながら少しマジメにCSをやっている人たちです。
クランでは、自前のサーバを持って練習用・試合用サーバとしている事が多く、これが先のパスワードが掛かったサーバ、という事になります。
俺は元々は日本でトップクラスのクランに所属していて、昔に日本で一番大きな大会で決勝まで進んだのが自慢w
でも今はただのロートルのオヤヂですw
FFをやり出してからクランを辞め、野鯖人としてたまにCSで遊ぶ程度にしてました。が、FFに飽きてきたので、CSに復帰し、今はその"昔強かった"クランに戻って遊ばせてもらってます。
次に、CS界の背景・・・
海外のFPSシーンでは、企業や団体がスポンサーとして資金面をバックアップし、小額・多額の賞金が掛けられた大会が数多く行われています。
そうした大会でのキャッチフレーズは
"Play Hard, Go Pro"(真剣にプレイしろ、そしてプロになれ)
というもの。
CSを遊びの一種として考えず、e-Sportsとして真剣に臨み、賞金と名誉を得る為にCSをPlayしている人たちが大勢います。
日本でもそうした流れは前々からあり、俺が決勝まで進んだその大会で、もし俺達が優勝していたら、韓国で行われた世界大会に出場できる資格を得る事が出来ました。無論、大会スポンサー企業のバックアップ付で、無償で渡韓できる特典付きなのでした。
残念ながら俺たちは決勝で負けてしまったので、相手のクランが世界大会に進んだのですが、その時世界大会に出場した"GoG"というクランが、純粋に日本で出来たクランが世界大会に出場した初めてのクランになりました。
ちなみに優勝賞金は日本円で600万円程度だったと記憶してます。すごいでしょう?まあその時は、GoGは海外で完膚なきまでにのされてしまって、世界との実力の差を見せ付けられる結果になったのですが・・・。
その後の流れですが、当時CSは頭を使わなければ勝てないオトナのFPSだったのですが、JCCT2(GoGが優勝した大会)を切っ掛けにか若いユーザーが激増します。彼らには経験がありませんでしたが、その代わり若さに任せた反射神経と技術がありました。
現在でも、海外の有名選手の多くの年齢は十代後半です。トップになるためには若さが大事なんです、このゲームw テニスみたいですね。
そして、日本でトップクラスの実力を持ったプレイヤーと、FPS以外のジャンルで日本トップクラスだったプレイヤーがCSに流れ込み、日本発のセミプロクラン、"2D"が生まれます。
当時の彼らの実力は、国内では本当に無敵でした。
練習に練習を重ねた緻密な連携、作戦、そして個人技術、戦況把握と全体状況の把握の速さと正確さ。
この頃、CSにVC(Voice Chat)が導入され、それまでのチャットによる意思疎通からマイクを通してナマの声でやり取りする指示や報告が可能になり、より緻密な連携を取る事が可能になりました。
ところが、世界の壁は高く厚かったのです。
2Dは良い成績を残せませんでした。それでも、彼らの出現は海外において驚くべきトピックだったようです。日本にもこんなにいいプレイヤー達が居たのか、と。
そこから彼らは海外クランの人達と交流を持ち、ネトゲにおいて日本より数歩先を行く韓国の人達が日本に興味を持ち、対戦相手として認めてくれるようになった事も大きい。
そうした意味で、この2Dが世界への壁に穴を穿ったのは確実です。
2Dは解散し、2Dの一部メンバーが入れ替わったのが4dN。
ここでもやはり日本国内では無敵を誇り、世界大会に出場します。
今度は海外でBootcamp(大会前多数クランが集まって行うLANによる練習合宿)も行います。
しかしまたも良い結果は残せませんでした。そしてさらに、Bootcampを経験した事で、そこで得たあまりに大きな経験から、逆に4dNは世界との環境の差を思い知ってしまいます。
"こんな環境にいつでも触れられる海外クランには、かなうわけがない" と。
日本の環境では世界を目指す事は無理だ、と絶望し、諦めてしまいます。
こうして4dNは解散、日本CSerから世界を目指す可能性は絶たれてしまったように思えました。
ところが!
俺が復帰してからしばらくして、JGL(Japan gaming League)というラダーリーグの大会が開始。それに合わせてか、4dNが再結成されます。
Psyminというマネージャー団体(?詳細不明)を得て、今彼らは再発進しました。
実力はまたしても敵無し状態なのが心配ですが、とにかく頑張れの一言。。。
俺は、そのJGLのレベルを落としたグループで遊んでますw
もしかしたら、Counter-Strikeでプロを目指した彼らが、普通の日本のTVのニュースに出る日が来るかもしれません。
というか、どこかのTVが取り上げてくれないかな・・・。
CSに戻ってまだ日が浅いですが、大分昔の勘を取り戻して来ました。まあ、トップクラスに比べたら雑魚もいいとこですけどねw
で、CSに戻ってみて改めて思う・・・。
FFの、匿名掲示板で「お前らは糞だ、お前らはゴミだ」と煽り合う人達・・・。
物欲、支配欲に加えて他人に先んじる甘美を得たいが為、引きこもりは膨大な時間を費やし廃人となり、やがて、自らの無能を省みる事なく増長して行く。
そして自然と競争相手のようになってしまった同じ廃人を妬み、憎み、匿名掲示板で人間の毒々しい部分をあからさまにさらけ出し、罵りあい、煽り合う。。。
無能だけど自己主張をしたい、所謂引きこもりが求めるニーズにぴったりハマってしまうのがMMOなんだなあと思い返してしまいました。
まったり遊ぶだけならMMOは楽しいんだけどねえ。。。
もちろん練習などの時間も必要だけど、その前に才能がどうしても必要なCSでは、自分より強い者、上手い者に対する単純な尊敬があります。
尊敬を得るためには、それを得る者が増長しないことが最低条件。
FFなどのように陰湿な部分での敵対ではなく、チーム対戦形式という分かりやすいゲーム内での敵対なので、陰湿な恨みつらみや憎しみみたいなものは育ちにくいのです。
だからCSは、FFよりもずっとサワヤカな楽しさがあります。
MMOだから仕方ない部分なのか、それとも■の作り方が甘いのか・・・。
ちょっと考えさせられるものがあります。
※Play Hard Go Proの部分、Be Proになってたのを訂正しました・・・ ハズかしw
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